2011年10月29日土曜日

検体についての課題(土壌について)

こどもみらい測定所は、開所に向けて様々に準備中です。

いろいろな課題の中で、土壌の検体に関して、悩ましい思いがあります。
他の測定所にも、「土壌を測って欲しい」というご要望がかなりあると聞きます。
家庭菜園や市民農園をやっておられる方、農家の方々などです。
当然のご要望だと思います。
(当記事投稿者も市民農園をやっており、今年収穫した大量のタマネギにかなり悩みました。自分や家族で食べることばかりでなく、人様にあげることもいいのだろうか、と。市の土壌検査の結果がNDであったということを見て、少しほっとしましたが。。)

しかし、土壌は非常に高い汚染がされていると、検体自体から放出される放射線量で測定所のバックグラウンド値に影響が出てしまうかもしれませんし、
機器自体にも微量でも放射性物質が残ってしまうと、後々の測定に影響が出ます。(もちろん、ビニールなどでしっかり検体自体がもれないようにするのは言うまでもありません。)

この点は、既に測定をしてこられた測定所の経験をもっとお聞きして、最善のあり方を採りたいと思っております。

一つの策としては、LB200といった簡易測定器で本測定とは別に行う、という手があります。
一定の参考値は出るかもしれません。
(これは、あくまで一案です。別にLB200のような機種を購入する具体的予定はまだありません。)


ちなみに、こどもみらい測定所に入る予定のATOMTEX社製AT1302Aは、かなりの高濃度の汚染まで測れます。むしろ、汚染が高い程、ベクレル値は高く、検出の誤差が低くなり、はっきりとした数値が出るそうです。測られる放射線量が多い程、数えやすい、ということですね。

2011年10月17日月曜日

明日18日に、食品測定所設立について集まりがあります。

直前のお知らせになりますが、
明日18日に、「子どもたちを放射能から守る全国ネットワーク」主催で、食品測定所設立を考える人・会の集まりがあります。
http://kodomozenkokunet.sblo.jp/article/48370562.html

まだ若干の空きはあるようです。よろしければおいで下さい。
こどもみらい測定所設立準備メンバーも集います。
また、福島から市民測定所CRMSの岩田氏、丸森氏をお迎えして、ホットで具体的な情報をたくさんお聞きでき、また交流できる予定です。


以下、情報を転載いたします。
お申し込みは、上記のURLにフォームがあります。よろしくお願いします。


日 時:2011年10月18日(火)10:00~16:30(終了後懇親会も予定)

会 場:国立オリンピック青少年センター センター棟
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html

参加費:1000円(当日受付にてお支払いください)
懇親会は別途2000円

【一部】10:00~12:30

A:市民測定所プロジェクト(定員30名)

すでに福島市で測定所をスタートさせている
CRMS(福島情報センター)からスタッフを迎えて、
市民測定所についての情報をシェアし合いましょう。
何から準備したらいいのか、
どんな機器を購入すればいいのか、
スタッフはどれだけ必要か、など
各地で準備中の団体や個人が対象となります。

2011年10月8日土曜日

測定器は「AT1320A」を購入いたします。

国分寺の「こどもみらい測定所」では、ベラルーシのATOMTEX社製(日本での販売代理店は「アドフューテック社」)の「AT1320A」を購入いたします。
測定器の概要がわかるPDFはこちらです。


PDFの画像ではスペクトルが表示される小さな計器が見えますが、
日本ではアドフューテック社によって開発されたWindows用ソフトが提供され、PC上でスペクトルを表示できるようになっています。
また、測定器にパソコンも付属する、ということです。(福島の市民放射能測定所CRMSさんにて確認してきましたが、Dell社製のWindows7がインストールされたパソコンでした。以下の画像は、CRMSさんを訪問した際に撮影させてもらったものです。)


この測定器では、セシウムの134・137、ヨウ素131、カリウム40を測り分けることが出来ます。
最小検出限界は、測定時間に依存しますが、約1時間の測定で、セシウム134が4Bq/L、セシウム137が5.7Bq/L(共に統計誤差50%)ということです。
(下の画像は、やはりCRMSさんで見学した際のスペクトル表示の様子です。)

スペクトル表示の様子
こどもみらい測定所では、機器の到着が11月下旬となっておりますので、それまでは研修準備期間となります。
よろしくお願いいたします。

10/7 こどもみらい市民測定所仮オープン

●10/7 国分寺カフェスローに「こどもみらい市民測定所」の告知オープンです!



こどもと食の安全を守るため、こども全国ネットの企画支援で
国分寺に「こどもみらい市民測定所@国分寺」を設立する運びとなりました。

機器納入は11月末の予定で、11/26日にオープンする予定です。
現在、11/26日のオープンにむけて検査員研修やスタッフ募集と共に、
購入資金の寄付と会員募集の準備をしています。

このブログにて随時呼びかけと情報発信をしていきますので
是非とも皆様のご協力ご支援をよろしくお願いしまます。


10/7カフェスローに マザリングマーケット&こどもみらい測定所の
コラボステーション「memoli」オープン。

memoliとは、いのちとみらいを守り育みマザリングラボです。

コミュニュティカフェの一角という立地を活かし、「食」と「こども」、
「環境」をテーマにしたエコ雑貨ショップとのコラボレーションステーションです。
この中に「こどもみらい市民測定所@国分寺」がオープンします。

「こどもみらい測定所・国分寺」とは

食品の放射能測定とガイガーカウンターの貸し出しをします。
生活に密着した利便性と、ワークショプや研修会、西の野菜販売や講演会などの
イベント開催を通じて、福島の現状や食の安全、予防・防護の知識などの情報発信もしていきます。

■会員募集と寄付の呼び掛けは10月中旬までにこのブログにて告知します!


■活動内容
・ 計測データの提供と安全な食ための冊子やメルマガ発行
・ マーケット商品のモニタリングと個別持ち込み検査
・ 地域の生産者の生産品検査支援⇒地元生産者と消費者を結ぶ
・見学会、計測研修会の開催
・計測している生産者や流通業者との連携(情報発信)
・安心野菜の朝市など西の野菜や頑張っている生産者との関係づくり
・ エコ雑貨や藤野電機など持続可能なライフスタイルショップと連携した情報発信
・子ども全国ネットの活動発信もしていきます。

<検査>
● 子どもが食べる食材を中心に、マーケット品の定期的なモニタリング検査 常時
● 持ち込み品の検査⇒会員へのサービス有料 検査日設定
●地元農業生産者の生産品の検査(契約、又は有料)検査日設定
●ガイガーカウンター貸し出し


●検査データをHP公開します。
●「こどみら・らぼ」通信⇒会員向け通信 会報(有料会員向け、又は有料)
● 測定器 見学会・研修会
●お母さん向けの茶話会やミニセミナー開催します
●朝市・測定フェアなどイベント開催

■スケジュール
1)10/7(金)プレオープン マザリングマーケットオープン
こどもみらい測定所 仮オープン 告知
2)10月中旬~11月中旬 会員募集案内、スタッフ研修&機器搬入
3)11月26日 グランドオープン カフェスローオープニングイベント