筆者はプリンストン大学のフランク・フォン・ヒッペル他とのこと。
再処理の費用面では、
「フランスでは、プルトニウムを分離・再利用したMOX燃料を20年近く利用している(このプログラムは最初核兵器用に始められた)。しかし、再処理には非常にコストがかかるため、プルトニウムを再利用すると、プルトニウムを埋設してウランのみを燃料とする場合に比べて、発電コストが年間7億5,000万ドル近く増えることになる。」とのこと。
7億5千万ドル、というと、
仮に1ドル100円とすると、750億円/年アップ。
1ドル80円だとすると、655億円/年アップ。
費用面で、MOX燃料はフランスではこのように高いとか。
イギリスでは、
イギリスは、2001年にMOX燃料製造工場を建設し、稼働率1%で稼動していたが、2011年にこれを閉鎖している。この「実験」には23億ドルがかかった。とのこと。
23億ドル、ということは、先程同様の計算だと、ざっと10年で1850~2300億円。稼働率1%。
さて、我らが日本は、
日本のプルトニウム再処理工場は、稼動わずか2年、たった4トンを分離しただけで、トラブルにより2008年に運転を停止した。2012年1月に運転再開が計画されていたが、トラブルで再び中止されている。
とのこと。
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