2011年10月29日土曜日

検体についての課題(土壌について)

こどもみらい測定所は、開所に向けて様々に準備中です。

いろいろな課題の中で、土壌の検体に関して、悩ましい思いがあります。
他の測定所にも、「土壌を測って欲しい」というご要望がかなりあると聞きます。
家庭菜園や市民農園をやっておられる方、農家の方々などです。
当然のご要望だと思います。
(当記事投稿者も市民農園をやっており、今年収穫した大量のタマネギにかなり悩みました。自分や家族で食べることばかりでなく、人様にあげることもいいのだろうか、と。市の土壌検査の結果がNDであったということを見て、少しほっとしましたが。。)

しかし、土壌は非常に高い汚染がされていると、検体自体から放出される放射線量で測定所のバックグラウンド値に影響が出てしまうかもしれませんし、
機器自体にも微量でも放射性物質が残ってしまうと、後々の測定に影響が出ます。(もちろん、ビニールなどでしっかり検体自体がもれないようにするのは言うまでもありません。)

この点は、既に測定をしてこられた測定所の経験をもっとお聞きして、最善のあり方を採りたいと思っております。

一つの策としては、LB200といった簡易測定器で本測定とは別に行う、という手があります。
一定の参考値は出るかもしれません。
(これは、あくまで一案です。別にLB200のような機種を購入する具体的予定はまだありません。)


ちなみに、こどもみらい測定所に入る予定のATOMTEX社製AT1302Aは、かなりの高濃度の汚染まで測れます。むしろ、汚染が高い程、ベクレル値は高く、検出の誤差が低くなり、はっきりとした数値が出るそうです。測られる放射線量が多い程、数えやすい、ということですね。

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