マダラからのセシウム検出が続いています。
マダラの回遊性は詳細が分かりにくかったようですが、幾つかの系列があることが調査によって判明しており、
「太平洋北部群系」という群れがあるようです。
http://abchan.job.affrc.go.jp/digests22/details/2231.pdf (詳しい研究。回遊域図入。)
また、夏場は深場に、冬は浅場に棲息する傾向があるようで、
最近(H24年夏)、マダラからの検出や、基準値超えが続いているのも、棲息深度とも関係あるだろうかという推測を持ちます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%A9 (Wikipediaへのリンク)
また、マダラはかなりの量を食べる「大食漢」とのことで、
日本海で850匹の胃を調査したところ、39%が魚類、19%が甲殻類であった、ということでした。
http://www.fishexp.hro.or.jp/exp/fish/kuwashii/49.pdf
以上からも、
1、底生
2、汚染度の高い海域に棲息(回遊含む)
3,食肉性・食物連鎖上位
等の傾向がやはり伺えます。
太平洋側北部のマダラは、より検体数を増やした測定によるチェックが大変大事であると思うところです。
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